食事について

簡単にできる「糖質制限」、朝食の一品をこれに変えるだけで効果を実感

目次

最初に取り組む「糖質制限」ダイエット

もしあなたが、昔の私のように107キロもあるような巨漢だったとしたら、まず最初に試して欲しいのが「糖質制限」ダイエットです。

107キロもあるような巨漢ではないとしても、いきなり運動しようとか、食事を厳しく制限しようなどの方法は、体に大きな負担がかかりますし、長続きしません。かえって体調を悪化させることにもなりかねません。

朝食、昼食、夕食のいずれか1食のみ、炭水化物が多い食材をタンパク質が豊富に含まれるものにチェンジしてみましょう。

1食のうちのたった一品代えるだけなので、気持ち的な負担もほとんどありません。

1ヶ月続けるだけで、体重や体組成計の値が大きく違ってくることを実感できるはずです。

「変化を実感できる」これがダイエットでは最も重要なことです。モチベーションにつながります。

ただし「間食は絶対にしない」ことは守ってください。

「あれ」を「これ」にチェンジするだけで効果あり

私がお勧めする食材の変更は、「朝食のパン」または「朝食の白米」です。

パンにしても白米にしても炭水化物の塊と言ってもいい食材です。

これを「豆腐」に変更します。

これだけです。

量はスーパーで売っている1丁のパックでは多いかもしれません。

私は「ツインパック」として売っている豆腐の片方だけを食べています。

パンや白米に比べて「豆腐」はあまり歯応えがないと感じるかもしれません。

私も最初は「食べている感じがしないなあ」と感じていました。

そこで、スーパーやコンビニでも売っている「かつお節」の1グラムまたは1.5グラムのパックを豆腐に振りかけています。

さらに最近は、乾燥わかめのふりかけのような物を足しています。

夏の暑い時期は冷奴でもいいですが、私は約1分レンジでチンして、少し暖かくして食べています。

絹ごし豆腐よりも木綿豆腐の方が歯応えの点でも栄養価の点でもお勧めです。

豆腐の何が優れているのか

豆腐は三大栄養素であるPFCバランスが優れている食材です。

下記の表をご覧ください。

豆腐の栄養素

タンパク質が豊富に含まれることは一目瞭然としても、脂質もある程度含まれます。

糖質と違って脂質は生体にとっては必須です。

タンパク質と脂質のバランスの良さ、これも豆腐を進める理由の一つです。

脂質は動物性と植物性に分類されますが、植物性の方が人の体には望ましいと言われています。

なぜかというと、動物性脂肪(飽和脂肪酸)は融点が高く、植物性脂肪(不飽和脂肪酸)は融点が低いからです。

牛のように体温が人間よりも高い動物の脂肪は、その体内でちょうどよい柔らかさになる組成になっています。

ところがその温度だと、人間の体内ではうまく溶けずに、血液をドロドロにしてしまいます。

豆腐の食べ過ぎにも注意

豆腐は体に良いことは分かりましたが、豆腐の原料にもなる大豆製品の食べ過ぎには注意が必要です。

というのも、イソフラボンという女性ホルモンと似た働きをする成分が多く含まれているため、タンパク質を補充するためのメイン食材として大量に摂取すると内分泌攪乱物質として作用してしまいます。

内分泌攪乱物質とは、生体にホルモン作用をおこしたり、逆にホルモン作用を阻害するもので、「内分泌系に影響を及ぼすことにより、生体に障害や有害な影響を引き起こす外因性の化学物質」と定義されています。

「牛乳の代わりに豆乳」「プロテインは大豆プロテイン」と動物性食品の大豆への置き換えにに走る人もいるのですが、何事もやりすぎは危険です。

-食事について
-